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転倒して肩や腕を強打したら、鎖骨骨折かも!?

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鎖骨骨折1(引用元:一般社団法人 日本骨折治療学会)

鎖骨骨折(引用元:一般社団法人 日本骨折治療学会)

私たちは、いつ何時、不慮の事故や怪我に見舞われるかわかりません。可能性は本当に低いとしても、この記事を一回読んでおくだけで、万が一の時の対処に役立つことでしょう。

目次

鎖骨骨折の原因は何?

鎖骨骨折は、全骨折中約10%を占めるほど多い骨折のひとつです。 原因は転倒して肩や腕を強打した衝撃で生じることがあります。ですから、骨折する人の10人に1人が鎖骨を骨折すると言えます。

直接的に、鎖骨を打れち付けることは、交通事故くらいなもので、とても稀です。では、直接でもないのにどうして鎖骨は折れてしまうのでしょう。

その訳は、介達外力と呼ばれるもので、直接ではないけれども、手や肘、腕、肩に受けた衝撃が、間接的に鎖骨まで伝わってしまい、鎖骨骨折を引き起こすのです。

手術が必要な鎖骨骨折って?

鎖骨を折ったら、全部が全部手術になるわけではありません。

では、手術になる例を見てみましょう。

・開放性骨折

開放性骨折とは、皮膚を貫いて出血もしている骨折です。

すぐに、緊急搬送して適切な処置を行わなければなりません。骨折部が空気に触れると、空気中の細菌(黄色ブドウ球菌など)により感染し、骨髄炎を引き起こす可能性が高いからです。骨髄炎が悪化すると、膿(うみ)が出現し、骨を侵食してしまう恐れがあるのです。

一般的にはゴールデンタイムと言い、骨折してから6時間から8時間以内に傷口を縫合しなければ、大変危険と言われています。

また、pin-hole言い、骨の先で皮膚に数ミリの小さな穴が空いてしまうことがあります。出血も少なく見逃しそうですが、これも開放性骨折ですので、早急に適切な処置を行わなければならないので、手術のできる病院へ転送されることもあります。

・鎖骨の外側寄りの骨折(外1/3)

鎖骨骨折2(引用元:一般社団法人 日本骨折治療学会)

鎖骨骨折2(引用元:一般社団法人 日本骨折治療学会)

上のレントゲン写真のように、鎖骨の外側寄りで折れてしまった場合も、手術になることが多いです。

その理由は、鎖骨の外側は細くなっており、血流量が少なく、骨を再生させる成分が少ないためです。どうしても手術したくないという場合は、偽関節と言い、骨癒合しないまま、骨折部が関節のようになってしまうこともあるので、手術をお勧めします。

・骨折部のズレが大きい場合

鎖骨骨折の80%くらいは、真ん中で折れます。真ん中より内側の骨(近位骨片)は、上方へ移動し(胸鎖乳突筋に引っ張られる)、真ん中より外側の骨(遠位骨片)は、下方に移動(大胸筋に引っ張られる)します。

骨折を整復(元の位置に戻す)して固定するのですが、あまりに骨折部のズレが大きい時には、骨折部が重なり合わないため、骨癒合が不可能と判断され、手術になることがあるのです。

手術しない場合どうやって固定するの?

骨折と言えば、ギプスというイメージがありますが、鎖骨の場合はギプスを使いません。

鎖骨骨折3(引用元:一般社団法人 日本骨折治療学会)

鎖骨骨折3(引用元:一般社団法人 日本骨折治療学会)

クラビクルバンドという専用のコルセットを装着します。固定期間は、大人で約4~5週、小児で3~4週間です。骨が完全につくまでに、12週を要する場合もあります。

また、骨折のズレもなく不全骨折(ひび)程度でしたら、三角巾で腕を吊るすだけの場合もあります。

リハビリは必要?

骨折はリハビリが大変だと、よく聞くと思います。鎖骨骨折の場合は、固定期間中、肩関節を動かすことができないので、五十肩のように肩が固まってしまう恐れがあります。

そうならないためにも、腕を90°まで挙げない範囲で、早期から動かしていくことが必要です。

金の指銀の指整骨院では

江東区清澄白河にある金の指銀の指整骨院では、軽度の骨折を診れるほか、信頼できる整形外科と提携していますので、もしもの時もすぐに紹介状を書くことができます。何かあった時には、すぐにご相談下さい。